こんにちは。アラフォーおやじ。マーさんです。
朝晩は比較的涼しくなってきましたが、日中はまだまだ暑い日が続いてますが皆様体調は大丈夫でしょうか?
本日はちょいと壁紙の張替現場へ行ってきましたので少しだけ公開。
続きを読む: ちょいと現場へ行ってきました。ご覧の通り上階からの漏水現場です。
お盆の期間中に漏水との事で、天井のボードがビチャビチャです。皆さん借家人賠償などの火災保険にはちゃんと加入されてますか?
漏水や火災による賠償は個人の責務になります。
漏水などのよる階下賠償などは高額になることも多い為、火災保険などを適用して賠償することが多いです。まれに加入されていない方がいらっしゃるので皆さんも期限が切れていないか?など確認しておいてください。
借家人賠償保険などはネット保険なども豊富になり、月額数百円~ありますので絶対に加入しておいてください。
さて、話が逸れましたが今回の現場、漏水箇所のボードの張替とその他水が回ってしまった部分の壁紙を張り替える形です。
一旦、ボードを張り替えた後に「パテ」と呼ばれる粘土のようなもので下地の処理を行います。
そのまま壁紙を貼るとボードの継ぎ目などが出てしまいます。
このパテを種類で使い分け、最低でも2~3回打って下地を形成します。現場の状況によっては5~6回打つことも稀にあります(´;ω;`)
女性でいうと化粧でいうファンデーション前にコンシーラーなどで化粧下地を作る行為ですかね。(今の男性方もするみたいですが)
そして下地が出来上がったら壁紙施工(ファンデーション塗布)ですね。
すみません。家具の兼ね合いで写真撮影の角度が変わってます。
今回はオフホワイトカラーのサンド系クロス。写真じゃよく分かりませんが(笑)
やはり張り替えた後はきれいになって気持ちいいですね。
ただ、申し訳ないですが入居者の方には数日はできる限り冷房などの空調仕様を控えてもらうようにお願いしないといけません。
まだまだ暑いので、無理にとは言えないのですが。。。
今後、壁紙の張替などを予定している方、検討している方にワンポイントアドバイスです。
壁紙の張替後はエアコンによる空調使用ができません。
エアコン使用による急激な乾燥がダメなので、扇風機やヒーターなどはオッケーです。
下記少し書きますが、
壁紙の施工にはでんぷん系の糊を使用しますが、水で希釈して壁紙に塗布します。
この希釈にはメーカーによる推奨希釈割合があるのですが、必要以上に水の割合を多く希釈している職人さんが多いです。(確かに希釈量が多い方が原価を安く抑えれますが・・・)
物理的に考えて、水の含有量が多いほど気化後の残留割合が変わります。
簡単なイメージでいうと。100のうち30が水分だとして、気化して水分がなくなると70の物質が残ります。それが30ではなく50が水分だと物質は50しか残りません。
これが紙に塗布されると、水分が多ければ多いほど紙は水分を吸って伸び、乾くと縮みます。
実質壁紙に糊付けして施工する時点では壁紙が伸びた状態で施工します。この含有した水分が気化していくのですが、含有水分量が多いほど伸縮率が大きくなります。
自然に気化していくとまだいいのですが、急激な乾燥だと大変です。
良く壁紙の継ぎ目がパックリ開いて線になっているのを見られた方も多いかと思いますが、これらは壁紙の伸縮が原因であることが多いです。
そられを防ぐためにも自然に乾燥させるのが理想です。
糊の水分量が多いと自然乾燥でも開くことが多いです。手の良くない職人さんはこれらを考えず施工する人も多いです。
また、熟練の職人さんなどは施工する材料や下地の状況などによって糊の希釈割合を都度都度変えて施工したりします。
ホントこれにはあっぱれです!!ただ悲しいことにこの手の職人さんは大体リタイアされててほとんど残ってません。
結論、壁紙の張替は春や秋などの空調を使用せずとも過ごせる時期がお勧めです。
せっかくきれいになった壁紙をいい状態で保ちたいですもんね。
コメント