こんにちは。アラフォーおやじのマーさんです。
前回の簡単プロフィールの続きとして前回の記事の続きから書いていきます。
兄弟子のもとを巣立ち、工務店へ。
そして工務店も巣立つ決意をと。
そのころの僕は何を血迷ったか自営業の道を選択したんですね(笑)
従前、職人としての手に職はありましたのでそれを軸にと自営業の道へと進みました。
有難いことに、仕事のツテはあったのでただ我武者羅にやりました。現場に追われる毎日ではあったのですが、僕が住んでいる地域は全国的にも工事単価が安いと言われる地域で、資材関係の値上がりが進む中工事単価自体はほとんど上がらない。
単純に利益が圧迫される状態ですね。
併せて、やはり全体的な仕事量というのも昔と比べると縮小傾向ですので、年間で見たときにどうしても波がある状況ですし、先細りするのでは?という考えもありました。
建築だけではこの先厳しいだろうと考えた僕は他に収入の柱となる物をと検討しましたが、基本的に建築業界を主体に生きてきた僕はこれだ!という考えには至りませんでした。
そこで、ノウハウやサポートを頼りにするFC(フランチャイズ)などでの検討を始めました。
ここからは失敗談を兼ねてのお話。
色々と資料請求をしては説明を聞いたりとする中で
「どうせやるなら、収益もだけれども人の役に立つ方がいいか。」
くらいの気持ちで、福祉事業という全く畑違いの分野にてFC加入を決意。
6年程前に、数百万円という加盟金を払い加盟したものの、本部から貰っていた当時の資金シミュレーションは甘々。(もらった当初でも少し甘いんじゃない?っと思う内容でしたが)
後に稼働するにつれて激甘なシミュレーションだと判明。。。
また、当時全くの畑違いに飛び込んだ僕は右も左も分からぬまま迷子でした(笑)
本部はコンサルらしきものはほぼ皆無の状態でしたのでほぼ毎日のように役所の福祉課へ通い、当時の主事の方に色々と教えを乞う日々でした。
お陰様で色々と勉強させてもらいました。
そして、一番苦労したのが物件探し。僕が飛び込んだのが福祉業界の中で障がい福祉と呼ばれる分野。
皆さんも最近では良く耳にされる「放課後デイサービス」などは障がい福祉分野の子供版です。
僕が検討するころには国の助成金などにより事業者が増えまくり飽和しているとの噂を耳にしていたので、そちらはやめて大人の障がい福祉分野に行きました。
物件は賃貸にて検討していく形の為、色々と探すのですが。。。
これが中々大変でした。
一括りに「福祉」というと皆さん何を想像されますか?
ここでよく返ってくる言葉は「高齢者」です。
では、障がい者と聞くとどうでしょう?
たぶん大体の方は身体障がいのある方を想像されるかと思います。
僕が取り組んだのは障がい福祉分野。上記の身体障がいの方を含め、精神障がい、知的障がいの方を対象とするものです。
その方々を対象にしたグループホームです。小さな規模の物になるので、障がいを持たれた方のシェアハウスというイメージが近いかもしれません。
そして、ここで問題なのが精神障がいというものに対する世間の理解の無さ。特に賃貸などのオーナーさん方(地元の不動産屋含め)は年配の方々が多いです。
身体障がいと聞くと「足や体の一部などに障がいをもっているのかな?」
知的障がいと聞くと「勉学などの部分で一般の人よりも吸収がされにくい」など。
最近でこそ、発達障害やADHDなどの言葉を聞く機会が多くなり、世間の理解もだいぶ広がっているのかと思います。
ですが、精神障がいと聞くとどうでしょう?
一般的に有名なうつ病などもこの類なのですが、年配の方々は口をそろえてこう言います。
「発狂して暴れ回る」とか「自殺する」
そのようなイメージしか無く、賃貸で話をする(障がい福祉が何なのかという内容を相手が理解する)と断られます。
まあ、オーナーとして自分の物件を事故物件にしたくないという先入観は分かります。
が、入院中の方々は別としても、一般社会の中で暮らす障がいを持った方々は通院しながら日々の生活を送っている為、適切な処方を受け服薬などを併せながら日々を過ごしています。
突発的な自殺や加害に関しては障がいを持っている人よりも普通の人の方がよほど突発的な行動を起こします。
この辺りの世間での認知・理解が他の福祉分野と比べるとまだまだ皆無です。
少し話がずれて行きましたが、物件を探す上でかなりの数お断りされました。
物件も決まらず半年ほど経過し、許可がもらえる物件が何とか見つかりました!
沢山の書類を準備しやっと「新規指定」という行政の認定を受け福祉分野での事業がスタートしました。
この「新規指定」に関してはまた別でゆっくり書こうかと思ってます。
そして、新規指定を受けなんだかんだ5年目に突入しました。
現在もそうですが、この数年から現在にかけ四苦八苦しております。
福祉分野参入にあたり、選定地域のマーケティングをしなかった事や、未知の分野であるからこそ必要であった事前の業界調査。
比較的ずぼらであまり深く考えずに行動するタイプならではの失敗談。
この辺りの内容は別の機会に触れていきます。
数年が経過し、コロナやウッドショック、ウクライナ情勢など目まぐるしく昨今の情勢が変化する中、僕自身も現状を変えていかないといけないと思いこのブログを始めました。
また、上記情勢により仕事量の減少や案件ごとの規模の縮小が浮き彫りとなる中、原油高高騰などにより現在の建築業(僕の場合)は難しいと考え、時間の制約に融通が利きやすいであろうPC系の内容を勉強しようと考えました。
自分を変える為にも、3日坊主にならない為にもこういったブログなどを活用しながら自信を変えるきっかけになればと考えて始めました。
SNSやネットに詳しい訳でもなく、ブログ自体も経験がないアラフォーおやじですが温かい目で見守っていただければ幸いです。
それではまた。
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